愛媛県
八幡浜市

美しい「やわたはま」暮らし 愛媛県八幡浜市にてみかんと共に暮らす2か月


愛媛県の西端にある日本一細長い佐田岬半島の付け根に位置する八幡浜市(やわたはまし)。北には伊予灘・西には宇和海が広がり、急峻なリアス式海岸が続く風光明媚な場所です。

海と山に囲まれた八幡浜市では、古くから水産業と温州みかん栽培が盛んです。そんな八幡浜市でみかん収穫を手伝いながら、海と山に囲まれた「やわたはま暮らし」をしてみませんか?みかんの収穫時期は11月から12月の約2ヶ月。活気に溢れているけど、どこか時間がゆっくり流れるような「八幡浜時間」は、農業初めての方でも働きやすくおすすめです。みかんのおいしさと、景色の美しさで移住したという人もいるくらい八幡浜市は素敵な場所です!

愛媛11市の中で面積は一番小さく、少ない平地に都市機能がギュっとつまったコンパクトなまちです。最寄駅はJR八幡浜駅。市街地から市内の端まで車で20分あれば行くことができます。市街地にはお店や病院など生活に必要なものはそろっており、温泉や銭湯もあります。収穫の後、汗を流しに行っているアルバイターさんも多いです。


「みかん」100年の歴史。おいしさのひみつ。

温暖な気候と急峻な地形を生かした温州みかん栽培は、明治28(1895)年に始まり、山を耕し、石を積み上げて段々畑をつくり先祖から代々受け継がれています。

石垣で作られた段々畑は「耕して天に至る」と言われ、海辺の道沿から急斜面が山頂まで続きます。八幡浜のみかんは

①空からの太陽

②海から反射する太陽光

③段々畑の石垣から反射する太陽光

の「3つの太陽を」浴びて育つため、美味しいみかんが育ちます。それに加え農家さんの愛情もたくさんつまっているのもおいしさのひみつです。

八幡浜市内には、「真穴共選」「川上共選」「八幡浜共選」「日の丸共選」「八協共選」「みつる共選」の6つの共選があり、各共選が切磋琢磨しながら、高品質な柑橘を生産・販売しています。みかん「御三家」と呼ばれる、「真穴みかん」「川上みかん」「日の丸みかん」全てが八幡浜市で栽培されています。みかんの里でみかん農家さんと共に働き、八幡浜のみかんを盛り上げていきましょう。


収穫期のみかんの仕事

11月から12月は1年の集大成、八幡浜が最も活気づく収穫の時期です。収穫時期が限られているため、多くの人手が必要になります。収穫時期にはどんな仕事があるのか紹介したいと思います。主に3つの作業に分けられます。

  • 収穫
  • 運搬
  • 選果

さらに詳しくこの3つの仕事を掘り下げていきましょう!

収穫

この時期は雨の日以外は、朝から夕方まで収穫があります。はさみで収穫したみかんをかご又は袋に入れ、いっぱいになったらコンテナに移します。色づきなどを見ながら、傷をつけないように収穫します。青いみかんや傷がついたみかんは、出荷できないので、手早く丁寧に作業を行うことがポイントです。1年間大事に育てられたみかんを収穫する重要なお仕事です。

地元のベテランたちも、わいわいと楽しくおしゃべりしながら収穫しています。手早く収穫しながらも、和気あいあいと働いている農家さんが多いです!休憩時間にはみかん食べ放題なんてことも(笑)

運搬

運搬作業も収穫と同様のスケジュールです。収穫したみかんを入れるコンテナは、約20kg。コンテナがいっぱいになったら、運搬用のモノラックなどで運びトラックの荷台に積んでいきます。農家さんの規模によりますが、1日に20kgほどのコンテナを100〜300箱ほど運ぶので、ある程度の体力が必要です。慣れるまで体力的にきついかもしれませんが、その日収穫したみかんを、選果を行う自宅倉庫まで運ぶための重要な仕事です。1日のコンテナを運び終わった達成感は格別です。モノラックの操作は、農家さんが教えてくれるので安心して仕事ができます。

選果

収穫が終わってから夕方以降に行う作業です。収穫と運搬が主な仕事になりますが、農家さんによっては選果の手伝いもあります。自宅倉庫に運び込まれたみかんを選別します。選果機を使い、傷や腐りを確認したり、大きさを揃えたりします。傷などがあるとそこから腐りが広がる原因になるため、共同選果場に運ぶ前の大切な確認作業になります。

収穫・運搬・選果それぞれ大変なこともありますが、みかん山の眼下には海が広がる美しい風景の中、みかん農家さんと作業を共にし過ごす2ヶ月は忘れられない時間になると思います。

一日のスケジュール例

  • 7:00~収穫スタート(途中15分程度小休憩)
  • 12:00~ランチ
  • 13:00~収穫再開(途中15分程度小休憩)
  • 16:00 終了

※スケジュールはあくまでも一例なので、必ず個々の現場の状況を☑しましょうね!


みかんの里での暮らし

期間内は、農家さんの用意した「シェアハウス」か「みかんの里宿泊・合宿施設 マンダリン」が主な宿泊先になります。「みかんの里宿泊・合宿施設 マンダリン」は、旧舌田小学校校舎を転用し、みかん収穫期にはアルバイターさん用の宿泊施設として利用されている場所です。農家さんによっては、ホテルや旅館などに宿泊の場合もあります。いずれにせよ、家賃は農家さんが負担する場合が多いため、家賃無料がほとんどです。シェアハウスでは、食事はお弁当やまかないを用意してくれているところもあれば、自炊で食材費を負担してくれるところもあります。マンダリンでは、朝・夜食事付きで、昼は農家さんがお弁当を用意してくれます。待遇は、どちらもかなり手厚い印象があります。

シェアハウス・マンダリン共に、共同生活になります。一緒に生活する中で、相談したり気持ちを分かち合えたりする仲間を作ることができるのも魅力の一つです。生活も性格も十人十色。色々な価値観や経験をしてきた人と共に過ごす時間はかけがえのない経験になると思います。

八幡浜市でのシェアハウスの基本的な詳細をまとめると…

  • 家賃負担なし
  • 個室または相部屋
  • お風呂・トイレ完備(共同)
  • 食事3食付きor自炊(食費補助あり)

※就業する農家さんによりそれぞれ条件は異なります。

農家の方の人柄、美しいみかん山と海、そしてなによりおいしいみかん。八幡浜市でのみかん収穫のお仕事に興味がある方は、募集している農家さんの情報もチェックしつつ、まずはご相談ください!


エリアページ制作 もと八幡浜市地域おこし協力隊:藤田裕子




八幡浜市の農繁期

11月~12月
みかんの収穫/コンテナ運搬/みかんの選別など

八幡浜市のコーディネーター

山下丈太(やましたじょうた)

株式会社アグリナジカン 代表。これまでに和束町でワヅカナジカン援農プロジェクトを主宰し、そのノウハウを生かして新たな農業求人のかたちをつくるべく、全国にその仕組みを展開しようと同会社を立ち上げる。また地域コーディネーターを兼務しており、和束町やみなべ町の他、複数エリアを担当している。

どこで働けばよいか悩んでいる方へ

アグリナジカンでは、農家さんと援農者をうまくマッチングするためのコーディネーターがいます。

コーディネーターは、各エリアの農家さんの人柄や農業のやり方、方針をよく知っています。そして、アグリワーカーさんの個性や性格、向き不向きなどを知った上で、農家さんを紹介するようにしています。

どの農家さんで働けばよいか、またはどのエリアで働けばよいか悩んでいる方は、まずざっくりとコーディネーターに相談してみてはどうでしょうか。あなたにあった農家さんを紹介してくれます。

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