秋冬バイトで人気の愛媛県八幡浜。アグリナジカンでは八幡浜で働くことになったワーカーさん向けに、生活で役立つまとめを作ってみました。お買い得なスーパーや飲食店、絶景スポットなどなど。地元のみかん農家さんや八幡浜で暮らした経験がある先輩ワーカーの声をもとにまとめています。Google Mapのマイマップとあわせてご活用ください。
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簡単エリア紹介
まずはじめに八幡浜市内のエリアを簡単に紹介します。八幡浜には、駅や店舗が立ち並ぶ中心部を囲むように農家さんや畑が多い集落が4つあります。ワーカーさんの住むシェアハウスは基本的にこの集落内にあります。一つずつ見ていきましょう。
●中心部
道の駅「みなっと」やスーパーマーケット、カフェやレストランがコンパクトにまとまっています。みなっと内の「みなと交流館」にはレンタサイクルもあるので、休みの日に自転車で観光するのもおすすめです。
●真穴(まあな)地区
・海沿いエリア
・海や夕日の景色がきれい(畑からの景色は最高です!)
・住居はほとんどが集落内の一軒家
・街まで車で20分ほど
●川上(かわかみ)地区
・海沿いエリア
・真穴のすぐ隣で海や夕日の景色がきれい
・住居は集落内の一軒家または宿泊所マンダリン(車で5分、自転車で15分ほど)
・街まで車で10分ほど
●日の丸(ひのまる)地区
・港エリア
・中心部に近く道の駅「みなっと」からも近い
・買い物などの利便性は高い
・住居は集落内の一軒家または宿泊所マンダリン(車で20分)
●高野地(たかのじ)地区
・唯一の山エリア
・八幡浜市街や海を一望できる海沿いとは違った景色
・住居は集落内の「シェアハウス長谷」
・街まで車で20分ほど
スーパーマーケット、コンビニ
続いて、ジャンル別におすすめスポットを紹介します。まずは生活に欠かせないスーパーとコンビニ。八幡浜ではほとんどの農家さんでお弁当の支給があるため、他のエリアほどは買い出しの機会はないかもしれませんがそれでも気になりますよね。
八幡浜駅近くのスーパー。おそらく価格帯が一番安く、先輩アルバイトから支持を集めていた。また1,000円で1枚抽選券をもらうことができ、3枚で1回のガラポン抽選に参加できる。先輩ワーカーさんいわく商品は「けっこう豪華」。
みなっと近くの複合施設。ドラッグストアや大きいダイソー、書店なども入っている。スーパーの価格はやや高め。
●ヤマザキYショップ
宿泊所「マンダリン」の近くや川上・真穴地区に点在するコンビニ。パンや惣菜が売っていて、ちょこっと買いものをしたいときに便利。営業時間は24時間ではなく、定休日もあるので事前にチェックしよう。
飲食店
中心部にはおもしろいお店がたくさん。八幡浜にはスナック文化が根付いており、小さな飲み屋さんが多くあります。八幡浜市が制作した「スナックナビ」というマップもあるのでお酒好きの方はこちらも見てみてください。
●パンメゾン(パン屋)
「塩パン」発祥の店。人気店でいつ行っても混雑している。バターと塩のうまみがじゅわっと広がる塩パンは絶品。1個95円。タイミングよく焼きたてがあるとラッキー。屋内&屋外にイートインスペースがあり、コーヒー一杯無料のサービスも。
●ロンドン(八幡浜ちゃんぽん)
中心部の新町商店街の中にある定食屋。八幡浜名物のちゃんぽん(630円)とハーフのやきめし(370円)のセット注文が人気。従業員の地元の女の人たちがとても親切で、バイカーなど遠方からの来客も多い。ほかにも近所に「ちゃんぽん亭 イーグル」「丸山ちゃんぽん」等八幡浜ちゃんぽんの名店があるので、食べ比べしてみるのもいいかも。
●鯛海丸(鯛めし)
テイクアウト専門の鯛めし店。「マンダリン」から徒歩圏内。地元出身の若い漁師さんが2022年にオープンした店で、生鯛めし(630円)が人気。「おいしくて何度も食べた」と農家さんからも大好評。
●食堂ごりらくん(定食屋)
日の丸エリア付近の保内にある定食屋。インパクトある店名ながら、店内は清潔感があり感じのよい女性が切り盛りしている。盛りがよく味もおいしい。写真はカツ丼(700円)。
●モンブラン(喫茶店)
新町商店街にある老舗喫茶店。クリームたっぷりのスイーツが人気。写真はパフェのような甘味、チョコレートフロア(670円)。
新聞や週刊誌を求めて来店する常連客の姿が多い。地域で愛されるお店。
●しまカフェ(カフェ)
八幡浜からフェリーで20分ほどの八幡浜大島にある交流館「大島テラス」内のカフェ。地域おこし協力隊が運営している。予約制の日もあるので事前にインスタで確認ください。
銭湯&温泉
●大正湯
1915年(大正4年)創業の八幡浜唯一の銭湯。2016年リニューアルオープン。サウナを備えており先輩ワーカーにもファンが多い。小さくてレトロな銭湯が好きな人はぜひ。
2016年オープン。清潔感あり浴室もサウナも広めで露天風呂がある。オープン時は風呂の色が黒く「黒湯」と名付けられたが現在はほぼ無色透明。泉質には影響ないようで気持ちよいお風呂タイムをすごせます。
観光名所など
休みの日や空き時間にふらっと遊びに行ける場所です。
食堂や魚市場、お土産屋からレンタサイクルまでいろいろ詰まった施設。「どーや食堂」は、数量限定のまかない海鮮丼を求めて朝から訪れる人も。
観光案内所にはここにしかない地域の情報も。過去出版された「真穴みかん」の写真集(よかったです)も発見しました。
●ねずみ島
干潮時に陸続きになって渡れる小さな島。農家さんのおすすめ。
●(名所ではないですが)夕日
八幡浜はどこから見ても夕日がきれいに観賞できます。写真は宿泊所「マンダリン」近くの海岸からの景色。海沿いの道や高台など、自分だけの絶景スポットを探してみてください!
近隣の注目スポット
八幡浜市内だけでなく周辺にも興味深い場所があります。車を使って休日にぜひ足を伸ばしてみてください!
●佐田岬灯台(伊方町)
四国最西端の岬にある灯台。八幡浜の西隣の伊方町の端にあります。何もない道を延々と車で西に進みます。最後の駐車場から徒歩になるので、夕日を見たいなら時間に余裕をもって動くのが吉。
●佐田岬ワンダーイルミネーション(伊方町)
伊方町役場前の埋立地と「佐多岬はなはな」で行われるイルミネーション。毎年12月中頃から点灯します。イルミネーション好きはぜひ。
●南予サイン(内子町)
愛媛の南側(南予地区)への移住相談窓口兼コワーキングスペース。気軽に参加できるランチ会も不定期で開催。移住者や地域おこし協力隊など広い人脈を活かして親身に相談に乗ってもらえます。内子町の中心部にあるため、そのまま町の古い町並みを散歩するのも◎。
●四国カルスト
八幡浜から車で2−3時間。愛媛県と高知県にまたがるカルスト台地。ヨーロッパの高原地帯のような壮大な景色が広がり、日本とは思えない。頂上付近は天候が非常に変わりやすいため、絶景を見れるかどうかは運次第。
詳細はマップでどうぞ!
ざっくりと八幡浜と周辺エリアの見どころを紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか? 気になるところがあったらぜひ仕事終わりや休日に立ち寄ってみてください。
また、この記事で紹介できなかったスポットも加えた情報をジャンル別にマップにまとめています。すべて見たい方は以下のURLからGoogle Mapを開いてご覧ください。
皆さんの八幡浜ライフが楽しいものになることを願っています!
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編集後記:スタッフが八幡浜で感じたこと
最後に少しだけチラシの裏です。
今回、みかん収穫前の10月中旬に1週間ほど現地に滞在していろいろな場所を見てまわってきました。実際に暮らしてみて感じたのは、八幡浜というエリアの懐の深さです。
町を歩いているだけで「バイトさん?」と声をかけられて会話が始まったり、営業時間外に訪ねた飲食店のおかみさんが「せっかく来てくれたから」とおこわを無料で持たせてくれたり……! 外から来る人をあたたかく歓迎してくれる方が多いです。
その姿勢は、ワーカーさんと直接接する農家さんや、八幡浜エリアを管轄する「JAにしうわ」からも強く感じます。
見学させてもらったシェアハウスは、どこも生活に必要な備品や電化製品、洗濯物干し場などが十分に用意され、プライバシーにも可能な限りの配慮がされていると感じました。
また他の地域ではまだあまりない畑エリアへの仮説トイレも続々と設置されています。聞けば、毎年宿泊者から改善点をヒアリングし住居&労働環境をアップデートしているそうです。
「来てくれる人に気持ちよく働いてほしい」という姿勢が地域全体で共有されていると感じました。
市役所の方と話す中で、アルバイトをきっかけに移住する人も多いと聞き納得でした。もし「農業バイトしてみたいけどどこがいいかな?」と相談されたら迷わずおすすめしたくなるような、安定感ある地域でした。
※すべて2023年10月時点の情報です
ほかの八幡浜関連記事はこちらから
・先輩ワーカー対談:https://agrinajikan.jp/yawatahama/blog/76
・宿泊施設「マンダリン」紹介:https://agrinajikan.jp/yawatahama/blog/75
・宿泊施設「シェアハウス長谷」紹介:https://agrinajikan.jp/yawatahama/blog/67