アクセス抜群!日本一の『春にんじん』の町、板野町で収穫作業!
徳島県の県北に位置する板野町。北には阿讃山脈、南には旧吉野川が流れる豊かな地形と温暖な気候を生かし、1 年を通じてレンコンやカブ、白瓜や米などさまざまな農産物が作られています。
徳島の中でも農業の町として知られる板野町ですが、昔から交通の要所として栄えた歴史があり、各方面へのアクセスは抜群! 2つの高速ICが15分圏内にあり、高松へは30分、神戸へは90分、高知へは120分と、関西や四国各県にも車で気軽に出かけられる暮らしやすい町なのです。
先代たちから受け継いだ「トンネル栽培」で育つ春にんじん
そんな板野町の農業の中でも特別なのが『春にんじん』。トンネル栽培で育つ春にんじんは、糖度が高くて柔らかいのが特徴。全国的にも評判で、その収穫量は日本一!
先代の農業従事者たちが、当時全国的に競合の少なかった春出荷のにんじんを栽培するために、秋にハウスを設営して水分量を調節しながら、冬にじっくり時間をかけて育てるトンネル栽培の方法を確立し、町の一大産業に育て上げました。現在では機械化が進み、大規模な生産農家も増え町を支える基幹農業のひとつとして、全国においしいにんじんを届けています。
収穫期の春にんじんのお仕事
にんじん農家の繁忙期は、秋の播種期(種まき)と春の収穫期。今回、ワーカーさんにお願いしたいのは、春の収穫時期のお仕事になり、時期的には3月~5月の3か月間。主なお仕事は以下の4つ。
- ビニールハウスの撤去
- 春にんじんの収穫作業
- 春にんじんの選別作業
- 春にんじんの箱詰め作業
ここからはそれぞれのワークについてより詳しくお伝えします。
ハウスの撤去(畑での作業です)
(畑に張られたハウスのビニールを剥がし、骨組みを解体して束ねる作業がこのハウスの撤去作業)
冬の間、にんじんを寒さや雨から守ってきたビニールをはぎ取りまとめます。
ハウスの骨組みを土から抜いて解体し、来年の種まきにまた使うために束ねて片付けます。2~3人のグループで作業します。
収穫(畑での作業です)
(機械で収穫できないエリアのにんじんを手抜きし、葉を落とす作業)
にんじんの収穫は、専用の機械で行います。ですが、畑の端は機械で収穫できないので、まずは手抜きで抜いて積み上げ、まとめて葉っぱを落として袋に詰めます。座ってできる作業です。集中してくると、スパっスパっとリズムに乗って素早く作業できるようになります。
これらの地道な作業のおかげで、にんじん専用の収穫機を使った大規模な農業が可能になります。体を動かすハウスの撤去作業と手を動かす収穫作業とちょうどいい組み合わせの作業です。時期的には暑くも寒くもない時期の農作業。
休憩時間は、農家さんたちとおしゃべりしながら息抜きもしっかりと。ハウスの撤去作業は力仕事でもあるので、どちらかというと男性ワーカーさんが多く働かれています。
選別・箱詰め(納屋での作業です)
(機械で洗浄されサイズごとに選別されたにんじんを規格ごとに箱詰めする作業)
収穫されてきたにんじんは機械で洗浄し、選別機でサイズごとに分けられ、仕分けエリアに転がってきます。にんじんの肌ツヤや首の色などでさらに選別し、箱詰めをします。
選別の基準は慣れるまでは、難しいかもしれませんが、熟練の奥さまたちがやさしく教えてくれるので安心してくださいね。慣れてくると、選別機を相手にゲームを攻略するような感覚で、箱詰めに没頭できます。納屋で日焼けを気にすることなく作業できるので、こちらは女性の方が多いです。
滞在中の住居について
2025年春よりアグリワーカーの受け入れを開始する板野町では、アグリワーカーさんのために地域の古民家をシェアハウスとして活用し、期間中は板野町での暮らしも楽しんでもらえたらと考えています。詳細については間もなく公開予定!
周辺のおすすめ情報
3月~5月と長期滞在になるので、休日を楽しんでいただくために、農園の軽トラを貸し出してくれます。仕事終わりや雨の日の休日には、徳島や近隣県のグルメや観光をぜひ楽しんでもらえればと思います。もちろん、日常のお買い物をするスーパーマーケットやコンビニも車で10分圏内にあるので、生活の心配もまったくなしです。
徳島の美味しい楽しいが集まる 道の駅いたの
新鮮な野菜や物産などが揃うメガ道の駅。板野町はもちろん徳島県下の新鮮な野菜や海産物、徳島ならではの物産などが揃っています。
豚骨醤油が旨い! 徳島ラーメン
豚骨醤油ベースのこってりとしたスープに豚バラ肉と生卵をのせるのが徳島流。近隣には行列ができる人気店が複数軒あります。
本場の讃岐うどんが味わえる 丸池製麺所
讃岐うどんの本場香川県のレジェンド「るみばあちゃん」の元で修行をした大将がうどんを打つ人気店。店内はもちろん、外でも食べられるセルフスタイルの讃岐うどんが板野でも楽しめます。
プチお遍路気分が楽しめる 札所巡礼
板野町内には、四国八十八ヶ所の三番札所、四番札所、五番札所があります。鳴門市にある一番札所、二番札所も車で20分以内にあり、お遍路さん気分でプチ巡礼を楽しむことができます。
世界の名画が一堂に会する 大塚国際美術館
世界26カ国の有名美術館が保有する名画を陶板で再現した美術館。日本最大級の常設展示をゆったりと楽しめます。ここで紹介したのはごく一部で、まだまだ近隣に見どころがたくさんあります! 実際に来られた際には、せっかくの機会なので、アクセス抜群の立地を生かして、ここを拠点にいろいろなところへ出かけてみて欲しいです。
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます。板野町は、暮らしと農業を両立するには、本当に絶好の場所です。このエリアで働いてみたい、どんな場所か行ってみたい…と少しでも思ってもらえたなら、このエリアの求人をチェックしてみてください。皆さんと出会えることを楽しみにしています!