7月-10月 自然豊かな国東(くにさき)で「農」と「人」に触れる4か月

大分県といえば、「おんせん」ですが、約3年間大分県で生活をした私の個人的な意見でお話をさせて頂くと「住みやすさ」「人の良さ」「自然の豊かさ」の三点については、日本でトップクラスに入るのではないか、と常々思います。大分県は北東部にある「こぶ」のような形をした地形が印象的ですが、そのこぶの海側約半分に位置しているエリアが国東市です。美しい海と山々に囲まれ、温暖な気候にも恵まれた癒しの地「国東」で、自然と共に命を育む「農」と、そこで暮らす温かい「人」に触れてみてはいかがでしょうか?
「自然」と「歴史」のまち国東

国東市(くにさきし)は人口約3万人、温泉地として有名な別府市までは車で約40分程度走れば行くことが可能です。国東市は別府市や大分市に比べ、観光地や娯楽施設は少ないですがスーパーやコンビニも十分にあるため、生活に不自由を感じることはほとんどありません。また海に面しているため、天気が良い時は綺麗な別府湾を一望することもできますし、涼しい夜の海沿いの散歩なんかはもう最高です。夜になると町の明かりはほぼ消えますが、空気も澄んでおり環境音もしないため、「超」健康的なライフスタイルを送れることをここにお約束します(笑)そしてこの国東市(正確には国東半島)、実は皆さんも学生の頃に習ったであろう「神仏習合」の発祥の地なのです。今をさかのぼること約1300年前に造られた数多くの寺院に触れることができます。歴史好きの方は、農作業が無い日や時間のある時に巡礼してみても面白いかもしれませんね。
国東は小ネギの一大産地

大分県の特産品のひとつに「小ネギ」があります。大分県で作られている小ネギはシャキシャキとした食感が特徴的で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。この小ネギは主に、大分県北部に位置する、中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市・杵築市で栽培されています。そして今回、応募者の方には大分県を代表する小ネギ産地5市のうちの国東エリアで小ネギの栽培に取り組んで頂きます。
繁忙期の小ネギ栽培のお仕事

小ネギ栽培の繁忙期は夏場の7月~10月になります。ハウス栽培をしている生産者さんが殆どのため、晴れの日のハウス内はサウナ状態になりますが、夏の期間は朝や夕方の涼しい時間帯に作業しますのでご安心ください(笑)援農期間にお手伝い頂くお仕事は以下2点となります。
- 小ネギの収穫作業
- 出荷のための調整作業
小ネギは1年の中で3回の収穫期があります。その3回の中の一番忙しい時期の収穫を手伝って頂くことになります。小ネギの収穫はシンプルで、土から抜く→土を落とす→運ぶ、を繰り返すだけです。立ったり座ったりの作業になるので足腰に疲労が溜まりますが、農家さんが適度に休憩をとってくれます。4~5人で収穫作業を行い、1日で約300㎏のネギを収穫します。小ネギの300㎏って想像がつかないですよね(笑)

皆さんがスーパーでよく見る小ネギ、実は収穫後に根洗いをしてそのまま梱包しているだけではありません。小ネギの葉の長さを揃えるため、一番古い葉を落とす作業を毎日行っています。小ネギ栽培の中でも特に、この作業に相当な労力と時間がかかっています。地道な作業ですが、音楽をかけながら楽しくお話をしながら作業をしていると時間もあっという間に過ぎます。無心になって何かの作業をするのが好きというお方には最高の時間になるかと思います(笑)


気になる国東の住まいはひとりでゆったりのワンルーム
住居は、農家さんが借りているワンルームの賃貸を利用することができます。家具全般は揃っており、水回りも綺麗でエアコンもついているため十分な生活環境が整っています。プライベートの時間はひとりでゆっくりしたという方にはおすすめの居住環境といえるでしょう。以下に、条件をまとめておきます。
- 家賃月3万円(水道代・光熱費込み)。
- ワンルームでの一人暮らしです。
- 風呂・トイレ・エアコンあります。
- 家具や家電全般はある程度揃っています。
隣の部屋には受け入れ農家さんも住んでいますので、緊急の際や何かあった場合でもすぐに対応してもらえます。上記に「家具全般あり」と記載してありますが、実際必要なもの・不要なもの等は詳しくご説明致しますのでお気軽にご相談ください。
地域コミュニティに触れながら

国東エリアは小ネギ農家を始め、その他にも様々な品目を生産している農家さんが沢山います。農家さん同士の繋がりは深く、互いに作業を手伝い合ったり肥料を分け合ったりは日常茶飯事です。一件の農家さんのもとへお手伝いにいけば、そこを起点に沢山の農家さんやその他の繋がりも含め国東の温かいコミュニティに触れることができます。そして気づけば、自分もそのコミュニティの一員となっていることでしょう。この国東エリアは、アグリナジカン初の九州の受け入れエリアとなります。九州にまだ一度も来たことがない方、九州で農業をしながら生活をしてみたい、という方は是非一度お気軽にご相談ください。