京都府
和束町

4月-8月 お茶づくり800年!茶原郷和束で茶を育み暮らす

京都府南部に位置する和束町(わづかちょう)。

人口が4000人に満たない小さな町に300もの茶農家さんがお茶づくりに勤しむ。そんな町で、お茶づくりを手伝いながらこの町の暮らしを体感してみてはどうでしょう?

最寄駅はJR加茂駅。そこからバスに乗って20分ほどで町の中心部にやってきます。いわゆる田舎の小さな町ではありますが、和束川の流れに沿って滋賀県甲賀市へと続くメインストリート沿いには生活する上でのあらゆるものがそろっているので、住む上でも田舎の不便さを感じる事も少ないのではないかと。笑

自然豊かなこの町で、茶の収穫の活気を感じながらお茶農家さんと共に働く3ヶ月は、初めて農業での暮らしにチャレンジしようとする人たちにとってもちょうど良い経験になるのではないかとおすすめです。

宇治茶の4割を生産する一大茶産地

皆さんは宇治茶ときくとどんなイメージを抱きますか?多くの方は、京都の宇治でつくられてるお茶というイメージをお持ちかもしれませんが、実は宇治茶商さんのつくるお茶が宇治茶とよばれており、そのお茶を出荷している産地は宇治よりも南のエリアに多く存在しているのです。

和束町、南山城村、宇治田原町の3町村はそんな宇治茶を茶葉から支える一大茶産地。

皆さんが茶農家さんと共に働いて出荷するお茶はそんな宇治茶のブランドを支えていくのですね。

収穫期のお茶のお仕事

5月から7月が茶農家が最も活気づく季節。その時期だからこそ、多くの人手が必要になってくるのですが、では、どのような仕事があるのかを紹介していきましょう。主な仕事は

  • 茶葉の収穫に向けた準備
  • 茶葉の収穫の補助
  • 加工工場でのお仕事

茶葉の収穫に向けた準備

和束にきて、まず最初に手伝う仕事が収穫に向けた準備です。お茶といってもその品種やどのようなお茶として世に出していくかは茶農家さんによって様々なので一概には言えませんが、多くのお茶畑では、収穫前に一定期間茶畑を日光の光から遮るということをします。テックスと呼ばれる遮光ネットを茶畑にかぶせるという工程です。広大な畑を全てこのネットでかぶせていく。その作業は単純な作業ではありますが、いいお茶をつくるためにとても大切な作業。しっかりとかぶせていないと風の影響で茶葉にダメージを与えてしまったりもするので慎重に丁寧にやる必要がありますね。

茶葉の収穫の補助

そしてこの「かぶせ」の作業をしながら、畑の成長具合をみて、いよいよ収穫です。茶畑の畝に沿って、二人で機会を持ってお茶刈りをしていきます。その際にとても重要になるのが「芽運び」さん。多くのワーカーにはこの芽運びの仕事をお願いされる事でしょう!

文字通り、摘採したお茶の芽を運ぶワーカーの事を芽運びさんと呼びます。

最初は体力的にきつい部分もあると思いますが、次第に慣れてきますので安心してください。収穫した茶葉は発酵を抑えて加工するために、収穫後はなるべく早く工場に持っていくようにします。そのためにも芽運びはとても重要な役目。単純な作業ではありますが、誇りを持って携わってほしいなぁと思います。

加工工場でのお仕事

茶農家さんによっては、自前で加工工場を経営されている農家さんもいて、そういう所でのメインの仕事が、工場でのお仕事です。

収穫によって運び込まれた茶葉を機会に入れたり、出来上がった茶を梱包したり、工場のラインを見ながら不具合がないかチェックしたり。仕事は様々ですが、なんといっても和束での茶の加工の最終工程という事で、とても面白い部分があったりお茶の香りに包まれていたりして、これはこれで魅力のある仕事だなぁと思います。

茶畑での仕事、工場での仕事、いずれもやはり仕事なので、大変な部分はありますが、本気の茶農家さんと共に汗をかく3ヶ月。皆さんにとってもかけがえのない3ヶ月になる事と思いますので是非チャレンジしてみてくださいね。

仲間と共に暮らすシェアハウス

ワークの期間中は町内に点在するシェアハウスでの生活が主な生活スタイルとなります。ここで紹介するのが昨年完成したTSUNAGIBAシェアハウス。

かつては工場だった空間をリノベーションして。キッチンやダイニングスペース、シャワー室やトイレは全てがシェアできるようになっていて8部屋の個室が用意されています。家賃は月額3万円(水光熱費込み)。シェアハウスの醍醐味はそこに入居する人たちとの出会いに尽きます。もちろん一人暮らしと違い、何もかも好きなように暮らせるというものではありませんが、三者三様、価値観や考え方の違うもの同士で同じ空間をシェアして暮らす経験は、あなたにとってかけがえのないものになる事でしょう。このTSUNAGIBAシェアハウスの他にも、民家を利用したシェアハウスなど複数存在していて、地域コーディネーターとの調整の中で、職場が決まればセットで入居先も決めさせてもらうので安心してくださいね。

大まかな和束でのシェアハウス事情としては

  • 家賃相場2~4万円
  • 個室or相部屋
  • wifiありorなし
  • 風呂トイレ完備(シェアメイトとシェア)

事前にどのような環境で住むために必要なものは何かは説明しますので安心してください。

和束での仕事や暮らしを前向きに考えてみたいという方、是非ともワーカーを募集している農家さんの情報もチェックしつつ、まずはご相談くださいね。


和束町の農繁期

5月〜7月、10月〜11月
初茶、二番茶などで忙しい春〜夏の時期と、秋番茶を刈る時期の秋が主な農繁期です。

和束町のコーディネーター

山下 丈太(やました じょうた)

株式会社アグリナジカン 代表。これまでに和束町でワヅカナジカン援農プロジェクトを主宰し、そのノウハウを生かして新たな農業求人のかたちをつくるべく、全国にその仕組みを展開しようと同会社を立ち上げる。また地域コーディネーターを兼務しており、和束町やみなべ町の他、複数エリアを担当している。

真衣(まい)

2020年アグリナジカンを通じて京都府和束町にお茶の援農をし、農に関わり始める。農業に関わったことの無かった私が作り手の農家さんを知りたい、農作物の育て方を知りたいと季節労働をする中で、第一次産業の大切さと大変さを知る。出身の神戸から移住し、和束町現地スタッフとして携わる。自身の援農経験を活かし、ワーカーさんと農家さん双方が出来る限り心地よく過ごしてもらえるよう繋いでいく。

どこで働けばよいか悩んでいる方へ

アグリナジカンでは、農家さんと援農者をうまくマッチングするためのコーディネーターがいます。

コーディネーターは、各エリアの農家さんの人柄や農業のやり方、方針をよく知っています。そして、アグリワーカーさんの個性や性格、向き不向きなどを知った上で、農家さんを紹介するようにしています。

どの農家さんで働けばよいか、またはどのエリアで働けばよいか悩んでいる方は、まずざっくりとコーディネーターに相談してみてはどうでしょうか。あなたにあった農家さんを紹介してくれます。

とりあえずコーディネーターに相談してみる

※相談には、アグリワーカー登録・ログインが必要です。

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