和歌山県みなべ町より、
今年の春にみなべの梅農家さんのところへアグリワークに行ったA氏よりレビューが届きましたので是非ご覧ください!
A氏がお世話になった農家さんの過去の求人はコチラ!
ワーカーレビューは、アグリナジカンの取組みをとりリアルに感じてもらおうという思いから公開しているものです。ゆえに、ワーカー本人の了解を得て、頂いた内容を編集せずにそのまま掲載させていただいています。シュッとした感じよりもリアリティを伝えたい。そんな思いからアグリナジカンには飾りっ気がありませんことご了承くださいね。笑
来年このエリアに働きに来てくれるワーカーさんに少しでも参考になれば幸いです。
今回滞在した地域の感想をお聞かせください
みなべ町は、海あり山ありの自然豊かな地域でした。一方でスーパーや日用品店なども充実していて、自然と街が共存している様でした。その中でも印象に残ったのは、いつでも町中に軽トラックが走っているということでした。町全体で何かを生産している場所に行ったことが無かったので、自分にとっては異様な光景でした。また、この地域の方々は比較的明るい人達が多い印象でした。やはり町全体で梅を生産しているからか、コミュニケーションが密だなと感じました。人と積極的にコミュニケーションをとるのが好きな方には向いている地域かなと思います。 今後、援農に来られる方に向けて、 地域ごと、農家さんごとに雰囲気が全く違うので、自分に合った場所を選ぶことが重要だと思います。
今回働いた農家さんの感想をお聞かせください
今回お世話になった農家さんは、60代くらいのご夫婦でした。住む場所や生活用品などもご用意していただき有り難かったです。 働いてみて良かったことは、農家さんご夫婦含め、お手伝いに来てくださったお知り合いの方など、世代の異なる人達と働けたことです。仕事以外でも、これまでの人生観や生きていくうえでの心得など、為になるお話を聞くことができました。現在のお仕事も、比較的高齢の方々と接する機会が多いので、当時の経験が活きています。 一方で辛かったことは、僕の援農の目的と、農家さんにとっての援農の理解がずれていたことでした。農家さんにとっては、「人手不足を解消する為に来てもらっている」という認識だったようですが、僕としては「単にお手伝いというよりかは、農業の過酷さや魅力を知った上で今後農業とどのように関わっていけるのかを学びたい」といった、もう少し大枠な部分で援農というものを捉えていました。なので、農業についてもっと知りたい事はありましたが、少し「お手伝い感」が強くなってしまったことは残念でした。 また、衝撃を受けたエピソードは「野生の鹿が梅の網に掛かっていた」ことでした。農家さんご夫婦もこれまでそのような経験はなく驚いていました。大きな雄鹿がジタバタと暴れている様子はかなり迫力がありました。鹿は銃殺されましたが、その日に別の鹿の肉を貰って食べました。命の循環についても考えさせられる出来事でした。
来年働きに来るワーカーさんへのメッセージ
来年来られる方に伝えたいことは、どの地域に行くのか、どんなタイプの農家さんで働きたいのかをしっかり見極めることが大切だと思います。自分の目的と農家さんの目的が合っているかどうかを、時間をかけて判断したほうが良いと思います。じっくりと話し合って、行きたい農家さんが見つかれば、あとは多少辛いことがあっても良い経験が得られると思います。