
最適なエントリー先を地域コーディネーターと考えよう!
はじめまして。アグリナジカン代表兼地域コーディネーターの山下です。このページは、和束町のお茶の仕事や和束町での暮らしに興味があるけど、具体的に自分にどの農家さんへの就労が合っているのかがわからない方向けにつくったページになります。お茶の仕事や地域での暮らしといっても、様々なパターンがあります。よくこういう地域の「援農」はひとくくりにされがちですが、実際は各農家さんやシェアハウスによって、働き方や暮らし方は違うものです。目に見える条件面にさほどの違いはなくとも、よくよく掘り下げていくといろいろと違いは出てくるものです。まずはヒアリングを通じてあなた自身が和束町でどのように暮らし、働きたいか。具体的な期間や休みの取り方、住居に求めるものなどをしっかりヒアリングさせていただき、その中で最適なエントリー先を一緒に考えていきましょう!
和束町での主な仕事内容
ひとまず和束町で想定されるお仕事についてこちらに記載します。
①収穫前準備としてのテックスがけ(遮光ネットがけ)

おいしいお茶をつくるため、収穫前に太陽の光をさえぎるためのネットを2週間程度かぶせますが、そのネットはすべて人の手でかけられます。ワーカーさんにまず最初に手伝ってもらうのがこのワーク。茶農家さんにもよりますが、4月末から5月初旬にかけて収穫がスタートするのでその2週間程度前からネットを被せる仕事がスタートするようなイメージですね。そして頃合いをみて、収穫がスタートします。
②茶葉の収穫&芽運び

ネット被せが終わるといよいよ収穫がスタートします。ネットをめくり、収穫していくのですが、ほとんどのワーカーさんは機械を持ったことがない方なので、基本的に収穫時は収穫した茶葉を「運ぶ」仕事や、収穫の補助にまわる(機械の後ろで袋をもつなど)ことがほとんど。収穫された茶葉が大きな袋の中に入るのでそれをトラックまでせっせと運ぶ仕事を想像してもらえたらと思います。一日500㎏から多い時では1トン近くの収穫がある現場もあります。体力のいるお仕事ですが、青空の下で、春風を受けながらの収穫は気持ちがいいという方も多いです。ただし、夏にかけては本当に暑くなるので水分補給などはまめにとるようにしましょうね!
畑での仕事としてはこの①と②の仕事をメインに、1シーズンでのこの作業を2回繰り返すようなイメージをもってもらえたらいいと思います。
③製茶工場での補助スタッフ

茶葉の加工工程での機械の清掃やチェック、茶葉の梱包など多岐にわたりますが、仕事内容は難しいものではありません。茶農家さんも丁寧に教えてくれます。慌てず仕事をしっかり覚えていただき、丁寧に作業していただけたら農家さんも喜んでくれます。
この仕事は体力がいるというよりも、一つ一つの作業をきっちりとしていただけるかが期待されるお仕事。またシフトも組んでくれるので休みの取り方が畑の仕事よりもいいという方もいます。
また、一つの工場に複数の茶農家さんが収穫した生葉を持ってくるので、過去には、たくさんの茶農家さんとの交流が期待できるからという理由でエントリーされた方もいます。皆さんそれぞれにこの期間をどう過ごしたいか。がエントリーする上で大切な要素ですね!

働く期間について
基本的に多くの茶農家さんにとっての繁忙期は、
- 初茶の収穫準備(ネットかけ)
- 初茶の収穫期間
- 2番茶の収穫準備(ネットかけや裾刈りなど収穫準備)
- 2番茶の収穫期間
これらの工程すべてが繁忙期になって、期間としては概ね4月中旬~7月末。規模の大きな茶農家さんだと8月初旬あたりまで収穫が終わらないケースもあります。
ただ、茶農家さんによっては1回目の収穫(初茶の収穫)まで人が欲しいという人もいれば、その年の雇用状況によって、途中で別の現場に行かれるワーカーさんを雇っているから〇月あたりから人手が不足する。など、様々な状況が考えられます。当然働く側にも都合というものもあるので、そのあたりのコミュニケーションが非常に大切になってきますが、多くの求人の場合そこまで細かな対応は難しいのが現状です。アグリナジカンの場合はここに強みがあって、茶農家さん、ワーカーさん双方の事情を把握することができるのでその中で最適なエントリー先をチョイスすることができます。
まずはあなた自身の期間の都合をお聞かせください。〇〇~〇〇までの期間なら滞在可能、などなど、状況に応じて採用の可能性のある茶農家さんを紹介していきますね!
必ず見つかります、というわけではありませんのでそこはご了承ください。
暮らしについて

和束町で茶農家さんの採用が決まると今度は暮らしについて気になりますよね。アグリナジカンとして皆さんをおつなぎする場合には、暮らし面では以下の住居が可能性として考えられます。
- 農園さんが自分たちで確保している住居
- アグリナジカンで管理しているシェアハウス
例えば住居の定員、男女比、個室完備かどうか、wifiの有無など、それぞれの住居によって条件や滞在費用は異なりますので、このあたりの情報についてもしっかりと事前に知っておく必要があると思います。また、事前にどのような条件の住居がいいかの希望を聞いたうえで、そこからエントリーできる農家さんを探していくという方法もあります。まずはヒアリングにてそのあたりについてもお話していきましょうね!
【シェアハウスの一例 自由庵(上の写真の家)】
- 和室×1/大広間×1/ダイニングキッチン×1/洗面台×2/トイレ×2/シャワー室×1/浴室×1
- 個人で使う部屋について:和室(2名:相部屋)/大広間(4名:簡易個室)
- 洗濯機2台
- wifiあり
- 調理器具や家電など一式あり
- 布団の用意あり
- 近所のスーパーまで徒歩15分弱
- 滞在費:日額1,200円(水光熱、通信費込み)
上記はあくまでシェアハウスの一例になります。茶農家さんごとに、住居の情報について詳細をお伝えしているので、候補が絞れてきた段階で暮らしについても一緒に考えていきましょう!
採用までの流れ

最後に採用までの流れを説明します。
①まずはヒアリングにて皆さんの希望などをお聞きします。
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②アグリナジカンよりヒアリングをもとに、和束町でエントリー可能な茶農家さんの情報をお送りします。
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③希望のエントリー先を決定し正式エントリー
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④エントリー先の茶農家さんより採用の可否の回答
採用までにかかる期間としては1週間程度になります。また、エントリーの際も、必ずひとつの農家さんに決めなければいけないわけではありません。とにかく和束でお茶のお仕事をしてみたいという場合は、エントリーの順番を決めてもらえれば随時茶農家さんにつないでいき、採用の可否を確認していくこともできます。少し時間がかかりますが、繁忙期は決して短くはないので働く先の農家さんと住まいに関するところは慎重に決めていくことをおすすめします。それが何より皆さんのためにもなるし、皆さんが気持ちよく現場で働けるということは、それだけ茶農家さんにとってもプラスなことです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まずは皆さんとお話できることを楽しみにしています!