はじめまして!この春で和束町に暮らし始めて6年になります、中村と申します。
ワヅカナジカン援農プロジェクト(現アグリナジカン)への参加がきっかけで和束を訪れました。
ちょっと3ヵ月、京都に行ってくる~と言って出てきたのに、様々なご縁をいただいて今も和束に住んでおり
ます。この辺りのことは、機会があればぽちぽち書こうかな…と思います。
ここでは私なりの視点で、和束での暮らしをゆるゆると発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今回は“和束の冬事情”と題しまして、少しですがQ&Aで紹介したいと思います。
Q.和束は雪は降りますか?積もりますか?
A.あまり降りません。積もっても1日で消えることがほとんどです。
和束は雪が積もると思われがちですが、滅多に降りません。都市部よりは雪になる確率が少し高いかな?
という感じです。
冬の風景として、雪が積もった茶畑の写真が紹介されたりしますが、けっこうレアなんです。

代わりに?霜がよく降ります。個人的に、霜が降りた茶畑は1年を通して見られる茶畑の中で一番好きです。
春に向けて綺麗に伐り揃えられた茶畑の上に、粉砂糖を均一にまぶしたような霜。
人の技術と自然が合わさって生み出された芸術作品だと思います。

(冬の朝の楽しみです。この写真はちょっと雪っぽいですが…)
Q.和束は寒いですか?
A.めっちゃ寒いです。
「冬の京都は底冷えがする」といわれますが、ご多分に漏れず、足元からの冷えがきついです…。
国道から府道に入る交差点(お隣の木津川市)と、そこから少し進んだ木津川市と和束町の境目付近に温度計が
あるのですが、後者の方が前者より、たいてい2度ほど低いです。町はそこからさらに奥へと続くので、
もう少し気温が下がるかも?
そして困るのが、水道管が凍結・破損してしまう恐れがあること。
特に今季のように寒さが厳しいと予想されるときは、対策が欠かせません。タオルや布で配管や蛇口をぐるぐる
巻きにしたり、保温材で覆ったり、水をほんの少しだけ出しっぱなしにしたり。
それでも凍る時は凍ります…まさに自然との戦い!?

(3年前の写真です。屋外にある洗濯機用の蛇口の水をちょろ出ししていたら、朝には凍っていました…)
また水道管だけでなく、路面の凍結にも要注意です!
なんだか冬は辛そう…なことを書いてしまいましたが、冬の良いところといえば、空気が澄んでいるぶん星が
きれいに見えます!またこの時期は観光客が少なく、町も比較的静かで落ち着いているので、ゆっくりと
美味しいお茶や茶畑などなど、和束を堪能していただけると思います。
今は外出が難しい時ですが、落ち着いた時が来たらぜひ、冬の和束を味わっていただきたいです。
中村 広美