こんにちわ。
今世界を揺るがすほどの騒動にまでなっている新型コロナウィルス問題を受けての投稿です。
昨年の11月に会社を設立し、今年はファーストイヤーということもあって相当に気合の入っている山下です。が、この新型コロナウィルスの問題をうけて、会社としての一定の方向性を示さないといけない状況にきていると感じています。
様々なニュースが飛び交う中で、思うに、もはやウィルスを持ち込ませないという心がけそのものに無理があると思います。誤解しないでほしいのは、ウィルスを持ちこませないための努力は必要ではあるものの、完璧ではない。したがってウィルスはどこからともなく近くまで(隣の人まで)来ている可能性があるということ。
厚生労働省のQ&Aはこちらにあるのでよければご覧ください。
そんな中、私たちアグリナジカンの方針はざっくりいうと以下の対策を考えています。(近日中にまとめて各農家さん、ワーカーにシェア予定)
- マッチングが確定したワーカー(以下アグリワーカー)へは現地に入るまでに最低2週間自宅で不要不急の外出を控えてもらう
- アグリワーカーへは現地入りまで検温義務付け(2週間)37.5度以上の発熱が2日以上続く場合は参加について再度検討させていただきます。
- アグリワーカーが現地入り後、最低1週間は不要不急の外出をさけて生活(3日間は勤務もなし)
- いずれの期間も外出時、人と会う時などマスク必須
- シェアハウスでの手洗い、うがい、消毒の徹底
自分が保菌してるかもしれないという意識を
厚労省やWHOが推奨している予防策でさえも、まだ確信的なものではないという中、「自分はこれだけの対策をしているから大丈夫」「感染が広がっている地域だからそこに住んでる人は入ってもらえない」とか、色々と意見はあるかと思いますが、
一番確実な方法は、人の移動をさせない!こと。とはいえ人を移動させないとすると、ワーカーを紹介することができず、農家さんがこの農繁期に相当に追い詰められることも目に見えているのは事実。保菌しているかもしれないというだけで人の行動に極端な制限をかけるのもどうか、というのが会社としての方針なので、うちとしては上記ガイドラインを遵守してもらうことを前提に、ワーカーの希望、農家さんの希望に寄り添う活動が出来たらと考えているわけです。
つまり、アグリワーカーの皆さんには、自分は新型コロナウィルスを保菌している可能性がある、という意識を持ってもらって、ローカル地域で暮らしてもらう必要があるということ。そして受け入れる側の農家さんたちも、彼らが保菌者かもしれないということを承知した上で受け入れることが大前提となります。
それらを了承してもらえない場合は今回は双方に辞退していただきます。
そのあたりをしっかりと了承してもらった上で、引き続き援農の支援をしていけたらと考えております。
まだまだどのように情勢が変化するかはわからない現状ではありますが、過疎が進んでいる地域は高齢者も多く、都市部ほどエリア内のコミュニティでは危機感を抱いていないように思うのです。自分たちの町村は人も密集していないし大丈夫!そのような意識がないとはいえない、、
そういう町にウィルスが持ち込まれてしまうと…
一番の悲劇はこれまで平和に生きてきた農山村で高齢者が感染して死に至る事。生産現場で感染者がでると、作物の売れ行きそのものに甚大な被害が出ることも予想されています。誰に責任があるわけでもないかもしれないけど、最善の予防策を考えながら各々が行動する時期にきているのだなーと感じています。
出来る限り意識を高めて、まわりに気を使いながら、ともにこの窮地を乗り越えていきましょう!!
(写真は春の新茶シーズンの手摘みの様子@和束町原山地区)