代表探検記〜アグリナジカンのすべて〜

代表体験記

2021年春の繁忙期~和歌山編~

代表日記

みなさんこんにちは。アグリナジカン代表の山下です!

2021年の春、和歌山県の梅産地は大変な豊作となりまして、あちらこちらで人手不足が、なんていうお声もたくさんありました。そんな中にあって、新型コロナ騒動もまだ尾を引いていて、県外から人手を呼んでくるという事そのものに抵抗のある方もいらっしゃったりと、何かと学びの多い繁忙期だったなーと思います。

今回は和歌山県みなべ町と日高川町での繁忙期を振り返ってみようかなと。

女性5人のワーカーさんで1ヶ月かけぬけた日高川町

今回株式会社鈴梅さんとのご縁から、鈴梅さんの持っている日高川町の園地での援農にてアグリワーカーさんを紹介させていただきました。こちらは新たなエリアという事もあって、お仕事期間中にワーカーさんが滞在できる住居探しからスタート。様々なご縁から2件の素敵な方にお世話になり、オーナー同居型でのシェアハウスという形で援農スタート。

みなさん、日高川町美山での暮らしを本当に楽しんでいただいて、来てくれたメンバーも充実した日々を送ってくれていて、とてもいい感じに進んでいました。ところが思いもよらぬトラブルが待っていまして、

それは意外にも労働時間の少なさ。当初予定していた期間中の平均労働時間が180時間程度だったのですが、終わってみればひとり平均80時間程度とかなり少ない状況。ワーカーさんから相談をいただいて、いろいろと現地ともやりとりしながら対応はしたのですが、結果お仕事の面ではかなり物足りなかった部分があったなーと反省。繁忙期が終わってから早速農園責任者の方ともお話ししまして、来年に向けて改めて打合せの場を設けることとしました。

完熟梅を拾うというごくごく単純なお仕事で、それはもう梅雨時に落ちだすとすごい勢いで落ちて、とてもじゃないけどその日のうちに拾いきれないというような事態にもなる一方で、ちょっとした湿度の関係とかで、実はたくさんなっているけどなかなか落ちない、そして落ちだしたと思ったら一気に落ちる、なんていうこともあるようで、今回の日高川町の現場はまさに後者だったようです。

農家さんのリアルをしっかりと伝えるという事を掲げてやっているので、こうしたこともしっかり伝えられるようにしていかなければいけないですね!今後につなげていきます。

みなべ町晩稲(おしね)エリアで新たにはじまったアグリワーク

次に振り返りたいのが晩稲エリアです。こちらでは3件の農家さんへワーカーさんを紹介しました。このエリアでは新たに僕以外のコーディネーターを置いての援農スタート。そう、アグリナジカンとしても今後エリアや農家さんを増やしていくのであれば、必ずその土地や農家さんに精通したコーディネーターを発掘、育成していかないといけないわけで、そういう意味でも試金石のエリアとなりました。実際にやってみて思ったのが、改めて自分のやっているコーディネート業というものをちゃんと人に伝達するすべを自分自身がまだもてていなかったという反省点。結果、僕が想定していたイメージとは遠い感じになってしまい、課題の残るシーズンとなりました。晩稲に来てくれたメンバーが本当によかったので、決して悪い方向にはいかず、最後は農家さんも来てくれた皆さんも一定の満足はしてもらえて安堵しましたが、来年に向けていろいろと修正が必要です。

具体的には以下が課題かな。

  • ワーカーさんの情報の伝達をスムーズにできていない
  • コーディネーション業務の具体的なタスクの整理ができていない
  • シェアハウスの状況把握をコーディネーターに一任していて、ワーカーさんから相談あるまで把握できていない

youtubeにも以前にお話しさせてもらった地域コーディネーションの業務。僕のイメージでは、その担当するエリアの事をまるっと任せることで紹介料が発生した際は最大7割の還元をするつもりでいて、その方向で事業をすすめているものの、そこのタスクの受け渡しがなかなかうまくいっていない。これはいろいろな原因があるのですが、ここを他人のせいにするのではなく、前向きにどういう形がその人・地域にあっているかという事。それに見合う報酬の設定など、もう少し細かな調整と対話が必要であると痛感しました。これは今後のアグリナジカンを運営していく上での大きな課題であり、未来への可能性だなあと思います。

終わってみればみなべ町と日高川町で24名のアグリワーカーさんに梅の収穫をしてもらいました。みなさんそれぞれに状況は異なりますが、ひとまず現段階で私たちができうることはできたのかなあと振り返りつつ、まだまだ成長の余地があることを改めて再確認させてもらいました。皆さん来てくれてありがとう。そしてこれからのアグリナジカンもどうぞよろしくお願いします!


アグリナジカン代表 山下丈太


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コーディネーターは、各エリアの農家さんの人柄や農業のやり方、方針をよく知っています。そして、アグリワーカーさんの個性や性格、向き不向きなどを知った上で、農家さんを紹介するようにしています。

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