皆さんいつも応援有難うございます。アグリナジカン代表の山下です。さて本日の話題は、最近の衝撃的な出会いのお話。
写真の彼は仁田くん（にったくん）。埼玉県から梅農家になるべく新規就農をめざしてやってきた若者で、今はみなべ町晩稲（おしね）というエリアで農業研修生として、梅農家の山本秀平さんのところで修業をしているんですが、彼がまたユニークで面白いので紹介させてください。
研修先の山本秀平さんは梅農家をしながら町の議員を兼務している若手のホープ。地域の梅屋さんとも取引しながら、その中に一部、弟の将志郎さんの手掛ける「梅ボーイズ」にも梅を卸していて、これがまたユニークな販売戦略をもっています。梅ボーイズについて気になる方はリンク貼っておくので是非みてみてください。
さて本題に戻って、
出会いはうちでやったオフライン飲み会！
（左から将志郎さん、秀平さん、仁田くん、しゅうちゃん）
これの少し前に、山本秀平さんが「議会だより」の広報誌をつくっているらしく、それの取材に来てくれたのがきっかけでした。みなべ町に移住した人にクローズアップした記事を書くという事で、山下一家を取り上げてくださったのが秀平さんとの出会い。当然その時に色々な話をしたわけなんですが、その中で僕も山本さんに興味があったので色々と聞いてみると、農業研修生を受け入れているという事がわかって、
おっ！それなら清川に最近戻ってきて剪定を学んでるしゅうちゃんと会ってもらったらいいんじゃないかと思い企画したのがこちらの飲み会。まあざっくばらんに色々な話をしたわけなんですが、中でも面白かったのが仁田くんのこと。
- 国の新規就農支援制度を自ら申請してゲットする男
- 毎日ほぼ、漬物とごはんと味噌汁で生活するというビーガン
- 家賃7万円の６LDKに現在ひとりで生活している
とにかく突っ込みどころ満載。笑
農業を始めたいって人なら聞いたことあるかもしれないのが新規就農のための青年給付金制度。こちらは新規就農を志す若い世代のために用意されている補助制度にはなるんですが、僕も存在は知っていましたが、なんのつてもなくネットサーフィンしてみつけて応募して採択してもらい、そして研修先の農家さんへも自分で探してみつけてアプローチして今にいたるというなかなかレアケースな人だという事がわかりました。けっこうこの制度は農家さんも活用してる人が多くて、研修生になりうる人に対して、受入れ側からアプローチすることもけっこうあるんですよね。そういう意味では仁田くんの動きってめちゃくちゃレアなわけです。年間で150万円ほど、国が生活のために補助してくれて、研修先は給与がでないけどなんとかやっていけるってやつ。研修以外の時間はアルバイトに使えるのでそれと合わせると農業での独立を目指せるというもの。もしこのブログを見てくれて、この補助制度に興味があるって人は仁田くんを紹介しますよ！たぶん一番わかりやすく説明してくれると思います。笑
家賃7万円の６LDKで一人暮らし！？
いやー。度肝をぬかされました。笑
もともとみなべに移住する事が決まったときにはもう一人こっちに来る方がいて、シェアハウスとして二人で生活してたみたいなんですが、昨年の梅の繁忙期シーズンを最後に彼は町を離れることになり、そこから一人でこの大きな家に住んでいるという紛れもないつわものです。笑
正直、この家の事が気になりすぎて、飲み会の翌日に内覧会してきました。中は６LDKで、シェアハウスを運営している僕からみて、5-6人までなら快適に住める感じです。「一人だと声もひびくしさみしいんですよね～」と仁田くん。そらそうやろーと突っ込みたくなる。笑
そして彼も誰かとシェアして暮らせたらいいなーという事なので、お互いの思惑は一致したというわけです。駅からも比較的近く、スーパーも近い、これは繁忙期の梅のお仕事に来られる方とか、長期で移住を考えている方とかにはぴったりな物件です。彼のニーズも聞きながら、いい塩梅のシェアハウスになればいいなーと画策しています。スムーズにいけば今年の春からはそういう形で動き出せそうなので楽しみにしていてくださいね！