2021年 わかやまSOCAYプロジェクト 5名募集!
わかやまSOCAYプロジェクトとは?
「疎開」というとかつての戦時中のイメージを連想する方が多いと思いますが、私たちがイメージする「SOCAY」は現代社会の生きづらさからの転換や、新しいフィールドへチャレンジしたいという漠然とした思いを実現させていくための「SOCAY」。そんな意味をこめて、このプロジェクトに名前をつけました。農業の仕事といえば、収穫期の忙しい時期を連想される方が多いのかもしれません。そしてそのいわゆる繁忙期は、2~3か月の期間に限定されることが多いという特徴があって、農業の仕事を始めるとき、このシーズンワークから大抵は入っていきます。シーズンワークのデメリットは、短期の仕事しか確約されておらず、その時期の仕事が終わるとまた次を探して移動していかなければならないこと、その都度自らがリサーチして探していかないといけないのですが、こうなってくるとなかなかじっくりといい職場を探していくことが難しくなってきますよね!
そこで今回企画したのが「わかやまSOCAYプロジェクト」なのです。
本プロジェクトでは、私たちアグリナジカンがしっかりと参加者と伴走しながら、1年のうち約9か月間の農業に関連するお仕事を用意させて頂きます。そうして、和歌山での暮らしと仕事の両面をサポートしてくプロジェクトになっています。スタートは和歌山県を代表する紀州南高梅の産地、みなべ町。まずは参加者のために用意したシェアハウスで共同生活をしながらのスタート。そこから時にはばらばらに県内あちこちへ働きに出たり、また時期によっては参加者で一緒に住んだり、和歌山県内を「遊牧民」のように移動しながらその時々で忙しい農業の仕事に関わって生きていく、そんなプログラムを用意しました。
このプロジェクトに関してはYoutubeでも語らせてもらってますのでこちらもご確認ください。
プロジェクト(初年度コース)概要
わかやまSOCAYプロジェクトは1年間のプロジェクト。募集定員は現在男女合わせて5名を予定しており、和歌山県に1年間滞在しながら様々な地域で農業のお仕事に従事し、そのエリアでの暮らしを体験するといういわば長期の農業&移住体験プログラムとなっています。スタート時期は現在細部を調整しておりますが、4月中旬を予定しており、そこから1年間、和歌山県内の農業がさかんなエリアをまわります。もちろん各エリアでの住居環境(シェアハウス)と働く先(紹介予定農家)はすべてこちらで調整をさせていただきますのでご安心ください。時にはプロジェクトメンバーとの共同生活、また時にはメンバーがばらばらに別のエリアで別のコミュニティとの共同生活をしていただく事もあります。ただ、農業という特性上、募集段階で働く先が決まっているものではなく、プロジェクトを進行しながら、皆さんとも対話しつつ、各エリアの雇用状況もみながらとなりますので、現段階で性格なルートが決まっているわけではありません。(スタートは和歌山県日高郡みなべ町)
- 1年間の援農プロジェクト(シーズンワーク)
- 9か月の援農期間と2か月の休暇と1か月の運転免許教習期間で構成される
- 募集定員は男女合わせて5名
- プロジェクトスタートは和歌山県日高郡みなべ町
- 和歌山県内のプロジェクトと連携している農家さんのもとで働く
- プロジェクトスタートは4月中旬予定
- 住居環境(シェアハウス)と働く先は、アグリナジカンで用意される
- 募集段階で仕事内容や自分が住むエリアが完全には決まっていない
わかやまSOCAYプロジェクト(初年度の3つのフェーズ)
- 運転免許講習期間(約1か月)
- 援農実施期間(約9か月)
- 休暇期間(約2か月)
運転免許講習期間
プロジェクトへの参加がきまったら、まずはみなべ町よりスタート。「みなべ自動車学校」へ通って頂きます。そう、後にも紹介しますが、このプロジェクト(初年度)の参加条件のひとつに「自動車運転免許を所持しておらず、今回のプロジェクトをきっかけに免許を取得したい方」という内容を入れさせていただいています。SOCAYプロジェクトに運転免許取得が組み込まれており、その教習にかかる費用一式も、プロジェクトとしていったん建て替えさせていただきますので、初めに大きな出費がなく、運転免許を取得できるというメリットがあります(プロジェクトを1年間全うしてもらう事で、教習費用を完済できるプログラムになっています)。つまり、運転免許を取得したいけどまとまったお金がなくて足踏みしている人で、農業や和歌山暮らしに興味をもっている人にはもってこいのプログラムというわけです。
そしてこのプログラムの提案を自動車学校にしている中で、学校のご厚意もあって、フォークリフトの免許も希望者がいれば取得できるようになりました!しかもなんとこちらのフォークリフトは完全無料で取得させてくれるとの事、ありがたい話です!
なぜここまで運転免許にこだわっているか。その理由は明白です。田舎暮らしにおいて、運転免許があるかないかでその利便性は大きく変わりますし、農業という仕事においても、やはり免許を持っていたほうが仕事の幅が広がります。しかし、同様の事が都市部の日常にあるかというとそうではありません。農業や田舎暮らしをこれからはじめようとチャレンジしようとする人で運転免許を持っているという人は少なく、だからこそ、この免許のハードルをどうにか下げれないかという思いで今回のプロジェクトに組み込みました!
援農実施期間(9か月)どんな仕事が用意されているの?
わかやまSOCAYプロジェクトは、和歌山県内の農業に関わる仕事に就きながら県内の様々な地方の暮らしを体験するプログラムとなっている事は理解していただけたかと思います。そこで気になるのは具体的なお仕事の事。このプロジェクトでは農業に関わる様々なお仕事を準備させていただいています。運転免許を取得した後の農業のお仕事のスタートはみなべ町から。ここは日本一の梅産地。プロジェクト参加者はまずはここでの紀州南高梅の収穫からスタートします。それを皮切りに
- 古座川町のゆずの収穫
- 有田市のみかんの収穫
- 御坊市の花の収穫
- 紀の川市やかつらぎ町の柿の収穫
などなど、和歌山県内の農業事業者さんと皆さんを、その時々の農家さんの雇用状況もみながら、そして皆さんの状況もみながらアグリナジカンとしておつなぎをします。上記にあげた農業以外にも、和歌山県には多種多様な農家さんが日々農業を営んでおられます。プロジェクト募集をスタートさせた後にも、私たちアグリナジカンは県内のバリエーションある農家さんとどんどんつながっていくので、援農候補地もさらに増えていく予定です。大切なのは参加する皆さんと受入れてくれる農家さんとのベストマッチをいかに見出していくかという事なので、プロジェクト開始のみなべ町での梅収穫ワーク以外の場所や仕事については流動的な状況になっています!プロジェクトとしてお約束させて頂くのは、1年間を通じて9か月のお仕事の提供。
得てして固まりがちな農業の繁忙期の問題もありますので、農業に「関連した」お仕事も用意しています。例えば「梅産業」における梅問屋さんでのお仕事は直接的には農業とは関係がないかもしれませんが、「流通を知る」という観点からみれば重要なお仕事ですし、農機具屋さんでの物流のお仕事などもその時々の状況をみながら紹介できる体制を設けています。参加する皆さんの「1年間」という大切な期間をお預かりする以上、ちゃんと生きていける状態を用意する必要があると考えておりますので、そのあたりはご安心ください。
2か月の休暇期間
プロジェクトは1年間ですが、そのうちの2か月間は休暇期間と設定しています。今回のプロジェクトはに参加を希望される方の中には様々な「参加動機」を持たれている方がいると思います。
- 田舎暮らし(地方移住)に興味がある
- 農業に興味がある
- 今の暮らしにはない新しい暮らしにチャレンジしてみたい
そういった方たちが、それぞれに個人で考え、行動する期間も必要なんではないかと思うのです。そういう意味での休養期間。これまでに出会った和歌山のエリアにまた訪れるでもいいし、何かまったく新しい事にチャレンジするでもいい。あるいは和歌山県外に出る期間にてしもいいし、いろいろと疲れたのでいったんリセットするためにも実家に帰る期間にしてもいい。「これ」という正解はありませんが、とにかくひとりひとりが思うがままに生きる期間、私たちも全力でサポートします。豊かな人生には必ず無意味な余暇が存在する。笑
気になるお給料について?
わかやまSOCAYプロジェクトは1年間のプログラムで、その時々、関わるエリアでの農業を中心とする仕事に従事しながらのプログラムになります。当然参加する皆さんの生活を守ることもプロジェクトの使命と考えています。以下がプロジェクト期間中の給与などの条件です。
- 期間中は農業を中心とするお仕事が用意されている
- 年間通して9か月間のアルバイト期間を設けている
- 年間を通して概ね1500時間の労働時間を設けている
- 雇用形態はアルバイト
- 雇用主は受け入れてくる県内の事業者となるので複数存在する
- 時給単価は900円
- 労災保険完備
- 住居環境についてはシェアハウスという形でプロジェクトとして用意されている
まずは上記の条件にフィットするかどうか、一度シミュレーションをしてみてください。その上で、この仕組みならやれそうだという方!是非ともエントリーしてくださいね。
プロジェクト期間中の住まいや暮らし
プロジェクト期間中の住まいはこちらで用意いたします。主に「シェアハウス」という形をとるので、一般的な寮やアパートと違い、プロジェクトメンバーとの共同生活というケースもあれば、時期によっては別のシーズンワークの人たち同士のコミュニティの中でのシェアハウスでの暮らしというケースも想定されます。日々の暮らしの中で他者とシェアする暮らし(炊事場や食卓、トイレやお風呂などは共同の場所として暮らす、時には相部屋というケースもあります。)これらの状況を自分の人生の肥やしと考えて、他者との共生を自分が成長するためのステップと位置付けて前向きに生きていこうとるす意思をもって参加頂ける方を歓迎します!できる出来ないではなく、その意志をもっているかどうかというところが重要なのです。どんな暮らしになるのか、想像できない方もいらっしゃるかもしれませんが、後にも説明するオンライン説明会でもそのあたりはしっかりと説明しますので、その内容も参考にしてくださいね!
プロジェクト参加費用
わかやまSOCAYプロジェクトに参加するための初期費用は一切かかりません。参加が確定した後、毎月の費用として月額3万円を参加費用としてお支払いいただきます。プロジェクト参加費用には以下が含まれます。
- 毎月のシェアハウス滞在費
- 運転免許教習代金
- アグリナジカンとしての総合的なフォローアップ
- 9か月間の農業に関わる仕事の仲介
- 暮らしや仕事に対するアドバイスや相談
こんな人に来てほしい
もちろん、どんな人にもこのプロジェクトに希望さえすれば参加する権利はあるのですが、特にこんな人が来れば、プロジェクトの趣旨とマッチするだろうという要素は以下になります。
- 田舎暮らし/地方での暮らしに興味がある
- 和歌山というところに漠然とした興味があって、なんとなく移住も考えているけど具体的にどこにという事までは決まっていない
- 農業に興味はあるが、とりわけどの産業を学びたいというところまでは決まっていない
- 人との共同生活について特に抵抗がない、またはそういう生活の場に身を置いてみたい
- 何か今の暮らしや仕事ではない、新しい事にチャレンジしてみたい
- 就職活動をしている大学生で、いわゆるスタンダードな企業への就職ではない生き方を実践したい
- 田舎暮らし、農業を通じで自分を見つめなおしつつ、生きていくために働きたい
上記に挙げた以外にも、色々な動機はあるかと思いますが、自分の胸に手をあててみてピンときた方、まずはオンライン説明会にご参加ください!
参加資格
- 参加する時点で自動車運転免許を所持しておらず、プロジェクトを通じて運転免許取得の意志のある者
- 20歳以上の男女で1年間プログラムを全うする意志のある者
- 本プロジェクトの趣旨に賛同し、オンライン説明会に参加したもの
参加までの流れ
ここまでわかやまSOCAYプロジェクトの概要について読んで頂き有難うございます。最後に、どのようなプロセスでこのプロジェクトに参加できるかについて説明させて頂きます。プロジェクトの内容を読んでもらって、参加したいなー、あるいは興味があるのでより詳しく内容について聞いてみたい、そう思って頂けたなら、以下の手順でプロジェクトに応募することができます。
①まずはこちらの求人ページよりエントリー(エントリーのためにはアグリワーカー登録が必要です。)
②主催者よりオンライン説明会の日程調整メール送信
③オンライン説明会実施
④説明会後に参加を希望する方は所定の方法で最終エントリー
⑤参加確定
なお、今回のプロジェクト定員は5名となっております。最終エントリーすれば必ず参加できるというものではありませんのでその旨のご了承よろしくお願い致します。
最後にひとこと
アグリナジカン代表取締役の山下です。これまで、農業のシーズンワークは、それぞれの農家さんがそれぞれのエリアでそれぞれに募集していたものにとどまっていました。私たちはそんな農業や田舎暮らしの素晴らしさを、それぞれのエリアや農家さんを数珠つなぎにつなげていくことによって、さらに輝かせていこうとチャレンジしています。わかやまSOCAYプロジェクトはそんな想いからうまれたプロジェクト。まだまだ未熟なものですがこれから年を重ねるごとに、参加する皆さんと共に成長できたらと願っています。ともにかけがえのない経験をしていきましょう!多くの皆さんのエントリーをお待ちしています。
※昨今の新型コロナウィルスの感染状況により、緊急事態宣言など予期せぬ事態が生じた場合には、やむを得ず採用を取り消す場合があります。予めご了承ください。