11月15日~12月29日 和歌山県日高川町 瀧本農園 ワーカー2名募集します!

瀧本農園 園主雅史さん プロフィール
和歌山県の中部に位置する日高川町の瀧本農園と申します。柑橘の温州みかんを中心に約5haの面積を果樹栽培しております。JAや共同出荷組合に属さず、個人農家として関東、関西、北海道の市場への出荷やECや直売、個人宅配も行っております。

当園の特徴としてまず、上げれるのが園主がシステム系のエンジニアとして働いていた影響で、園内wifiや自動潅水システムのインフラ整備や選果場の自作自動制御システムなど、一風変わった農業に取り組んでます。当園はすべての園地が非常に水はけが良い南向きの段々畑になっています。水はけが良いと言うのは、水を切ってストレスをかけ糖度を上げるには非常に有利です。しかしその一方で、昨今の温暖化の影響による異常気象にとても左右されます。夏場日照りが続くと乾燥に強いみかんの木ですら枯れてしまいます。枯れるまでいかずとも、木が衰弱し、次の年は実がならなくなってしまいます。また豪雨による土砂崩れも頻発してしまいます。
そういった弱点を補って強みに変える為に全園地に点滴灌漑システムを導入しました。必要なときに、みかんの木が必要なぶんだけその時必要な肥料と一緒に水を与えてあげることによりみかんの品質も良くなり、肥料の過剰投入も避けれます。まだまだ試行錯誤の中ですが、失敗を経験にして年々、去年より美味しかった、と言ってもらえるようになってきました。また土砂崩れを防ぐ為に、除草剤の使用を極力控えてます。これだけだと年中くさかりを使っても回りきれないので、他の草の力を借りています。園地を特別なカバープランツで覆う方法です。カバープランツが被覆した園地はとても綺麗で、なおかつ土壌流亡も抑えられ、そしてみかんの味も良くなるというとても魅力のある方法です。まだ半分くらいしか達成していないですが3年後には全園地完成する予定です。

なんでこんな事を取り組んでいるかというと、当地域でも、高齢化や後継者不足が深刻で離農される方が増えてきております。今まで沢山農業に携わる方がいたことで成り立っていた地域システムが崩れてきて農業に魅力が感じられない状況になってきています。
「仕事は大変なのに儲からない…」
辞めていくのも仕方ないです。そこで当園が目指すのは、持続可能な農業の姿です。園地をなるべく作業性が良くなるように整備して機械化出来るところは機械化し、人に無理がかからず自然にも負担をかけず、そうすることで作業者自身も無理せず続けていける。次世代を担う若者が農業を目指せる仕組みをつくっていきたいと考えています。
暮らしについて

滞在期間中の暮らしについては、和歌山県日高川町内、園地まで2キロ圏内のところにて一軒家のシェアハウスを用意しています。条件など詳細は以下。
- 古民家一軒家にて、個室確保できます。
- 家電など生活するための必需品はある程度揃っています。
- 家賃補助あり(ワーカーの負担は水光熱費込みで月1万円)
- 最寄り駅はJR和佐駅
- 自転車など通勤用車両貸出し予定
アグリワーカーへメッセージ
当園の取り組みに興味があったり、当地域に興味が湧いた方、はたまた田舎暮らしに憧れるが生業をどうするか悩んでる方。みかん栽培を知りたい。農作業をやってみたい。ただただバイトしたい。など、動機はなんであれ、一生懸命に働いてくれる方なら初心者であれ大歓迎です!
将来日高川の地へ移住をして農業をやってみたいと思う方が現れてくれたらなおうれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。