即日-8月20日 福賀すいか部会 アグリワーカー募集人数 3名
僕らの町には、知る人ぞ知る「幻のスイカ」があります。
その全国シェアは、わずか0.035%!
ですが市場での取引単価は山口県内最高、部会でも直販に取り組み、高いものは1玉5000円以上で販売する高級スイカです。
突然ですが。
この際なのではっきり言っておかなければなりませんが、
スイカは、食糧ではありません。
明日、この世からスイカが消えてなくなったとしても、誰も飢えて困ったりはしません。
じゃあ、スイカ農家は何のためにいるんでしょう?
人が生きていくのに必要な食べ物はたくさんある中で、スイカ農家が「とりあえず食べれればいい」程度のものを作っていて良いわけがないですよね?
だから、私たちは言い切ります。
食糧ではなく、感動をつくる。
そのために必要な、あらゆることをやっています。
ひと夏のうちにたった10000玉しか出荷されない「福賀すいか」ですが、量にこだわらず、ひとつひとつの感動をつくることに全力をあげています。
スイカのお仕事ってどんなの?
僕らが募集するスイカのお仕事は…
ぶっちゃけ、スイカ栽培のほぼすべて、です!!
以下、主な仕事を時期を追って紹介していきます。
圃場の準備(〜4月上旬)
雪がとけ、外での仕事ができるようになったら、私たち農家はスイカ栽培の準備に取り掛かります。
まず最初は圃場の準備から。
ビニールハウスの修理、肥料まき、トラクターでの耕運、マルチ張りなどなど…
大半の作業は3月中に私たち農家が済ませて4月から来てくれるみなさんのことを待つことになりますが、4月の上旬まではこういった仕事が多めの日々になります。ちょっと力仕事が多め!
植え付け(4月〜5月末)
4月の初めから5月末にかけて、6回に分けて植え付けをします。
作業の様子は動画でご覧ください!
整枝作業(4月下旬〜6月下旬)
ウリ科の植物であるスイカは、そのツルをどんどん伸ばして成長します。
ツルの枝葉の間から、新たな芽が出て伸びていき、放っておけばたちまちジャングル状態に。
そうなってしまうと、スイカの養分が分散してしまいます。
養分を必要な箇所に集中させるために、余計なツルを摘み取っていく作業をします。
参加されるみなさんの作業の中で、もっともウェイトを占めるのがこの作業です。
こちらもぜひ動画で詳細をご覧ください!
授粉(5月中旬〜7月上旬)
この作業なくしてスイカはできませんね!
スイカの雄花を摘み取って、雌花に花粉をつける。
単純な作業かと思いきや、けっこう奥が深いんです。
雄花から取れる花粉の寿命がとにかく短い。
だいたい4〜5時間くらいでしょうか。
だから、その日の朝に咲いた雄花と雌花を使わないと授粉ができないんです!
もちろん、花の見極め方は僕たち生産者がきちんと説明するので、問題ありませんよ!
割れたスイカを棄てる(6月中旬〜7月下旬)
言いにくい話ですが、スイカ栽培においてこれがもっとも苦痛を伴う作業です。
特に梅雨の時期、大雨に降られると割れるスイカが出てきます。
大雨によって根が一気に水を吸収し、果肉の成長と外皮のバランスがとれなくなるためです。
こうなってはもうどうしようもありません。
このまま放っておくとたちまち腐ってしまいます。
臭いにつられてカラスやタヌキも寄ってくるし、腐敗したスイカの汁が他のスイカを傷めてしまうのできちんと捨てなければなりません。これもとても大事な仕事です。
多いときは1日に100玉近く捨てなければならない時もあります…
ただただ苦痛な仕事。一銭にもならないどころか、マイナスの仕事です。
でも、こういう仕事と向き合うことは農業の本質でもあります。
収穫・選果(7月上旬〜8月中旬)
7月の上旬から収穫が始まります。
収穫は、朝どりがルール。
1玉10kg以上ある大玉スイカを、せっせとトラックに積み込み。
ずっしりと重たいですが、やはり一番嬉しい時間ですね!
それぞれの農家が収穫したスイカは、選果場へと集められます。
生産者が責任を持って重量・等級を選別し、箱詰め。
全国のお客様の元へと旅立ちます。
こんな感じで、スイカの成長を日々追いかけながら仕事をしてもらうことになります。
性別関係なくこなせる仕事ばかりではありますが、真夏のビニールハウスはサウナ状態です!
それなりの体力は要求されるのでよくご検討ください!
こんな人が待ってます!
みなさんと一緒に仕事をする農家さんはこんな人です!
「福賀すいか部会」の部会長、木村武和(きむらたけお)さん。
スイカ歴40年の達人。
でも口癖のように「まだまだ勉強。」と言います。
福賀すいかを、日本一に。
誰よりも本気で目指しています!
最後に、もう一度言います。
私たちスイカ農家の仕事は食糧ではなく、感動をつくることです。
食べた人を本気で感動させる覚悟がないなら、スイカ農家が存在して良い理由なんてありません。
自分の仕事で誰かを感動させたい。そんな人の参加を待っています!